Rainbow Bookshelfより。 |
2019年5月、Web小説「7番目のシャルル 〜狂った王国にうまれて〜」を書き始めて8ヶ月目。
Twitterで見かけた「#RTした人の小説を読みに行く」タグを通じて、アルファポリスの第1回歴史・時代小説大賞で特別賞を受賞した筑前筑後さんからご感想とご意見をいただきました。
SNSだと、有益な情報も時間経過とともに流れてしまうため、自分用の備忘録としてブログに記録しておきます。
▼関連ページ
前回、ひどいタイトルですが(苦笑)
ありがたいことに拙作は良心的なファンと読者に恵まれ、賢明なアドバイスに支えられています。
はじまりはここから。
令和改元記念だったのですね。
「英語を出さない方がいい、興が削がれる」というご意見には、私も同意します。
歴史小説は雰囲気もだいじな要素ですからね。
作中のルビ「リアル」「イマジネーション」「システム」は、あとで出てくる勝利王の書斎(=信念体系領域)パートを暗示しているため、外せない部分です。
一人称のナレーターは主人公のシャルルであると同時に、「どこから話しているか」視点を暗示する鍵でもありますし。
ストーリーの根幹に関わるため、説明するわけにもいかないというジレンマがー
筑前さんのご感想はひとまず終了。
なお、この間、私は就寝中だったためツイートの流れに気づいていません。
筑前筑後さんがご感想をツイートしている最中、共通のフォロワーさんから次のようなリプがありました。
救世主あらわる。
共通のフォロワーさんでもありますし、以前からの読者さんでもあり、作者からすればまさしく救世主からのアシストフォローといえます。
一読では理解しにくい設定を、正確に読み取ってくださった!
作者には何よりの救いです。
作者がぐうぐう寝ている間にこんなやり取りがあったとは!
なるほど、そういうことか。
当初の予定では、普通の歴史小説を書くつもりでした。
途中から盛り込まれた「普通の歴史小説から逸脱している」部分が、読者に戸惑いを与える原因のようです。
どれほどすばらしい物語でも、作者の意図が読者に伝わらなければ意味がありません。
そこに気づけたことが最大の収穫です。
筑前さん、淡月さん、ありがとうございます。
作家視点からの意見と、初見のご感想。
淡月さんのご指摘でストーリーの構成に気づいてからの反応。
すべてが貴重なギフトになりました。
真剣に読み込んでくださって(辛口部分の説得力なども)勉強になりましたし、ツイートとリプの流れから筑前さんのお人柄も察せられて、気づいたらファンになってました。
アドバイスを参考に、さらなるブラッシュアップに励みます。
ありがとうございました!
ツイートのリプでも触れられていた「アルファポリスの歴史・時代小説大賞」の結果について。
江戸時代を舞台にした人情・剣客ものが有利とされる中、拙作「7番目のシャルル 〜狂った王国にうまれて〜」の舞台は15世紀フランス。
エントリー作品の中では異端すぎる作風でしたが、最終結果は……
なんと、読者投票6位にランクイン!
期間中に獲得したポイントは、36,977ptでした。
▼第5回歴史・時代小説大賞、選考概要
結果発表 | アルファポリス - 電網浮遊都市 -
受賞どころか最終選考の候補にすら上りませんでしたが、書籍化経験のある作家さんもエントリーしていたことを考えると、執筆スタートから1年経たない無名のアマチュアWeb作家としては快挙と言えます。
2019年5月1日から投票が始まり、月末の締め切りまでずっと右肩上がりで伸びたのが印象的でした。
悔しい気持ちも多少ありますが、全412作中6位は大健闘でしょう!
ご一読・ご投票してくださった方、ありがとうございました。
なお、今年の歴史・時代小説大賞は、現在エントリー作品を募集中。
来月6月から読者投票の受付が始まります。
▼回想録つながりで。見えない何かと対話しているエリートの記録
はじめのご感想「戸惑う箇所・視点のブレが気になる」
はじまりはここから。
令和改元記念だったのですね。
まどマギの流れと作風のギャップでファンになりました。まだ受け付け可能でしたらよろしくお願いします。— しんの⚜C. Clarté (@shinno3) May 6, 2019
▼アルファポリスhttps://t.co/PHyuuJaHKn
「7番目のシャルル 〜狂った王国にうまれて〜」15世紀フランス・百年戦争末期の話になります。
「7番目のシャルル」読了。— 筑前筑後/chikuzen-chikugo (@chikuzen_1982) May 11, 2019
一人称の歴史物とは、かなり珍しい作品。百年戦争でジャンヌの刑死直後からスタート。題材の割りに読みやすい文章はWEBを意識しての事でしょうか。歴史物というより、異世界戦記物の雰囲気を感じました。歴史になじみがない人でも楽しめそうですね。(つづく) https://t.co/6RhJcfjYBo
しかしながら、戸惑う箇所もある。— 筑前筑後/chikuzen-chikugo (@chikuzen_1982) May 11, 2019
フランスが舞台なのに、英語を使っている所。
「ネグレクト」や「システム」「ステータス」など、台詞ではないので良いのかもしれないが、僕としては興がそがれる気分だった。特にネグレクトが虐待の意味で使われ出したのは、20世紀後半ですし……。
そして、視点のブレにも気になりました。— 筑前筑後/chikuzen-chikugo (@chikuzen_1982) May 11, 2019
基本は一人称なのに、突然「当時は15世紀前半~」と神視点が入ってくる。あくまで一人称で地の文も視点者の感覚なのに、突然現れる神視点(視点のブレ)は改善した方がいいかもしれません。
特にアルファポリスの編集者は、文章の基本にも注視しますんで
あ、これ回想風なんですね。— 筑前筑後/chikuzen-chikugo (@chikuzen_1982) May 11, 2019
ジャンヌが死んだのが1431年、活版印刷を発明したのが1445年ぐらいだったと思うので、1461年まで生きたシャルル7世の回想録と思えば不思議ではないか!
いや、回想風の一人称なら、なおのこと地の文に英語はまずいですね。— 筑前筑後/chikuzen-chikugo (@chikuzen_1982) May 11, 2019
「リアル」「イマジネーション」とか出てます。 別に「レアリテ」とか「イマジナシオン」とかの表記にするべきとは思いませんが、折角フランスが舞台で相手はイングランドなのですから、そこは日本語でいいのではないでしょうか?
「英語を出さない方がいい、興が削がれる」というご意見には、私も同意します。
歴史小説は雰囲気もだいじな要素ですからね。
うぅむ、言葉の言い換えを考えようか。
中には、譲れない部分もあるがね。
中には、譲れない部分もあるがね。
作中のルビ「リアル」「イマジネーション」「システム」は、あとで出てくる勝利王の書斎(=信念体系領域)パートを暗示しているため、外せない部分です。
一人称のナレーターは主人公のシャルルであると同時に、「どこから話しているか」視点を暗示する鍵でもありますし。
ストーリーの根幹に関わるため、説明するわけにもいかないというジレンマがー
話の根幹を変えるわけにいかないが、
再考の余地あり、だなー
再考の余地あり、だなー
アルファポリス歴史時代小説大賞に出されるのですね。— 筑前筑後/chikuzen-chikugo (@chikuzen_1982) May 11, 2019
現在、欧州史で受賞は今のところないですね。是非、好成績を出される事を期待しています。
僕も出そうと思ったんですが、書籍化確約じゃないですからねぇ
筑前さんのご感想はひとまず終了。
なお、この間、私は就寝中だったためツイートの流れに気づいていません。
救世主からフォロー「確かあらすじに…」
筑前筑後さんがご感想をツイートしている最中、共通のフォロワーさんから次のようなリプがありました。
(横からすみません。確か、転生記憶ってあらすじに書いてた気がします)— 淡月悠生@日常 (@palemoon_novel) May 11, 2019
救世主あらわる。
「救世主」と書いて、
「フォロワー」とルビを振りたい。
淡月嬢には心から感謝を申し上げる。
Merci Beaucoup!!
「フォロワー」とルビを振りたい。
淡月嬢には心から感謝を申し上げる。
Merci Beaucoup!!
共通のフォロワーさんでもありますし、以前からの読者さんでもあり、作者からすればまさしく救世主からのアシストフォローといえます。
一読では理解しにくい設定を、正確に読み取ってくださった!
作者には何よりの救いです。
わ、マジで。— 筑前筑後/chikuzen-chikugo (@chikuzen_1982) May 11, 2019
あらすじを読んでおりませんでした。
サンキューです!
いえいえ!— 淡月悠生@日常 (@palemoon_novel) May 11, 2019
面白いですよね7番目のシャルル(今読んでます)
構成の妙がありますよね!— 筑前筑後/chikuzen-chikugo (@chikuzen_1982) May 11, 2019
ですね。読みやすいですし!— 淡月悠生@日常 (@palemoon_novel) May 11, 2019
作者がぐうぐう寝ている間にこんなやり取りがあったとは!
王だったけど
昔も今もあまり褒められないから
ドキドキしちゃう!
昔も今もあまり褒められないから
ドキドキしちゃう!
惜しむらくは、最初の序章で後世の語りだと「明確」に示して欲しかったです。あらすじを読まん人にはわからないです、これ— 筑前筑後/chikuzen-chikugo (@chikuzen_1982) May 11, 2019
なるほど、そういうことか。
謎はすべて解けた!
当初の予定では、普通の歴史小説を書くつもりでした。
途中から盛り込まれた「普通の歴史小説から逸脱している」部分が、読者に戸惑いを与える原因のようです。
どれほどすばらしい物語でも、作者の意図が読者に伝わらなければ意味がありません。
そこに気づけたことが最大の収穫です。
筑前さん、淡月さん、ありがとうございます。
っと、ここで謝罪を。— 筑前筑後/chikuzen-chikugo (@chikuzen_1982) May 11, 2019
フォロワーさんのご指摘があったんですが、あらすじに
「歴史に残された記述と、筆者が受け継いだ記憶をもとに脚色したフィクション」
と書いてありました。
失礼しました。
すると、僕の指摘は全て変わってきますので、お聞き流しください。
「筆者が受け継いだ記憶をもとに脚色したフィクション」— 筑前筑後/chikuzen-chikugo (@chikuzen_1982) May 11, 2019
を前提にすると、非常に腑に落ちる構成ですね。
全てが「あ~~」と納得。
この構成はチャレンジだと思いますが、だからこそ目立つと思います。
願わくば、アルファポリスの編集者が「あらすじ」を見逃さない事を願います(笑)
申し訳ないので、宣伝をしました。— 筑前筑後/chikuzen-chikugo (@chikuzen_1982) May 11, 2019
ただ、序章で「後世の語り」であると、明示した方がいいかもしれませんね。
いや、あらすじを読まなかった僕が愚かなだけですが(;^ω^)https://t.co/z2v6oD1fXY
作家視点からの意見と、初見のご感想。
淡月さんのご指摘でストーリーの構成に気づいてからの反応。
すべてが貴重なギフトになりました。
真剣に読み込んでくださって(辛口部分の説得力なども)勉強になりましたし、ツイートとリプの流れから筑前さんのお人柄も察せられて、気づいたらファンになってました。
7番目のシャルルは、文体と世界観、そして各偉人のキャラクターや当時の政局の描写など全体的にブラッシュアップさせて、公募に出すべきだと思う。— 筑前筑後/chikuzen-chikugo (@chikuzen_1982) May 12, 2019
回想録風の歴史物は近年見ないし、いいんじゃないかな。 https://t.co/DGcZbVWims
アドバイスを参考に、さらなるブラッシュアップに励みます。
ありがとうございました!
アルファポリス第5回歴史・時代小説大賞の結果
ツイートのリプでも触れられていた「アルファポリスの歴史・時代小説大賞」の結果について。
江戸時代を舞台にした人情・剣客ものが有利とされる中、拙作「7番目のシャルル 〜狂った王国にうまれて〜」の舞台は15世紀フランス。
エントリー作品の中では異端すぎる作風でしたが、最終結果は……
なんと、読者投票6位にランクイン!
期間中に獲得したポイントは、36,977ptでした。
▼第5回歴史・時代小説大賞、選考概要
結果発表 | アルファポリス - 電網浮遊都市 -
受賞どころか最終選考の候補にすら上りませんでしたが、書籍化経験のある作家さんもエントリーしていたことを考えると、執筆スタートから1年経たない無名のアマチュアWeb作家としては快挙と言えます。
2019年5月1日から投票が始まり、月末の締め切りまでずっと右肩上がりで伸びたのが印象的でした。
悔しい気持ちも多少ありますが、全412作中6位は大健闘でしょう!
ご一読・ご投票してくださった方、ありがとうございました。
なお、今年の歴史・時代小説大賞は、現在エントリー作品を募集中。
来月6月から読者投票の受付が始まります。
▼回想録つながりで。見えない何かと対話しているエリートの記録
関連Web小説(外部サイト)『7番目のシャルル ~狂った王国にうまれて~』掲載先リンク集
[あらすじ]
15世紀フランス、英仏・百年戦争。火刑の乙女は聖人となり、目立たない王は歴史の闇に葬られた。
一般的には「恩人を見捨てた非情な王」と嫌われ、歴史家は「建国以来、戦乱の絶えなかった王国にはじめて平和と秩序をもたらした名君」と評価しているが、500年後にめざめた王は数奇な人生について語り始めた。
「あの子は聖女ではないよ。私はジャンヌを聖女とは認めない。絶対に」
歴史に残された記述と、筆者が受け継いだ記憶をもとに脚色したフィクションです。
[あらすじ]
15世紀フランス、英仏・百年戦争。火刑の乙女は聖人となり、目立たない王は歴史の闇に葬られた。
一般的には「恩人を見捨てた非情な王」と嫌われ、歴史家は「建国以来、戦乱の絶えなかった王国にはじめて平和と秩序をもたらした名君」と評価しているが、500年後にめざめた王は数奇な人生について語り始めた。
「あの子は聖女ではないよ。私はジャンヌを聖女とは認めない。絶対に」
歴史に残された記述と、筆者が受け継いだ記憶をもとに脚色したフィクションです。
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