▼ノーベル文学賞作家アナトール・フランスの伝記小説「Vie de Jeanne d'Arc」を現代日本語で翻訳中。
▲2020年6月現在、歴史・時代小説大賞にエントリー中。
翻訳した本編の1話目。
時代背景(15世紀の英仏・百年戦争)の説明として、次のような話が書いてありました。
吉江孤雁版「ジャンヌ・ダルクの生涯」(大正6年(1917年)発行の日本語版)も、DeepLのAI翻訳も「ゴドン人」表記だったため、私もそのまま採用していました。
しかし、7番目のシャルルさんこと、私の内なるシャルルさん人格が何か言っています。
時代背景(15世紀の英仏・百年戦争)の説明として、次のような話が書いてありました。
当時、イギリス人のお気に入りの口癖「goddam」から、フランスではイギリス人のことを「ゴドン人」と呼んだ…
吉江孤雁版「ジャンヌ・ダルクの生涯」(大正6年(1917年)発行の日本語版)も、DeepLのAI翻訳も「ゴドン人」表記だったため、私もそのまま採用していました。
しかし、7番目のシャルルさんこと、私の内なるシャルルさん人格が何か言っています。
ちゃうちゃう!
ちゃうちゃう!って何だ…
あれか、ノンノン!みたいな感じか。
シャルルさんがニヤニヤしながら言うには、ゴドン人じゃないって。
より正確な発音とニュアンスで言うなら…
ガッデム!
から転じて、ガッデム人だ。
から転じて、ガッデム人だ。
イギリス人の口癖なのか(もしかしたら今も)、何かと言うとすぐに「ガッデム!」と下品な言葉遣いで罵るので、フランスではやや侮蔑的な意味を込めて「ガッデム人・野郎」と呼んでいた、とのこと。
なるほどー
7番目のシャルルさん監修により「教皇庁†禁書目録ジャンヌ・ダルク伝」の「ゴドン人」表記を「ガッデム人」に差し替えました。
この言葉、やけにバリエーション豊かな言い回しで、ちょくちょく出てくるものだから、ときどき翻訳しながらツボに入って笑いが止まらなくなります。
- イングランド王国 → ガッデム王国
- ランカスター王家 → ガッデム王家
やめて!
シリアスな歴史小説なのに神聖モテモテ王国みたいなイメージになっちゃうから!!
翻訳した小説本編は、下記リンク先で公開しています。
2020年6月、アルファポリスの歴史・時代小説大賞に「7番目のシャルル」とともにエントリーしています。ご一読と投票、ありがとうございます。
21世紀の日本人がつけた「ブリカス」に比べると
マシなあだ名だと思うがね。
ランカス…いや、やめとく。
マシなあだ名だと思うがね。
ランカス…いや、やめとく。
戴冠前のシャルル七世(王太子)は、敵方からブールジュの王など侮辱的なあだ名をつけられていたと伝わってますが、王太子サイドも負けてなかったみたいです。
2020年6月、アルファポリスの歴史・時代小説大賞に「7番目のシャルル」とともにエントリーしています。ご一読と投票、ありがとうございます。
関連Web小説(外部サイト)『7番目のシャルル ~狂った王国にうまれて~』掲載先リンク集
[あらすじ]
15世紀フランス、英仏・百年戦争。火刑の乙女は聖人となり、目立たない王は歴史の闇に葬られた。
一般的には「恩人を見捨てた非情な王」と嫌われ、歴史家は「建国以来、戦乱の絶えなかった王国にはじめて平和と秩序をもたらした名君」と評価しているが、500年後にめざめた王は数奇な人生について語り始めた。
「あの子は聖女ではないよ。私はジャンヌを聖女とは認めない。絶対に」
歴史に残された記述と、筆者が受け継いだ記憶をもとに脚色したフィクションです。
[あらすじ]
15世紀フランス、英仏・百年戦争。火刑の乙女は聖人となり、目立たない王は歴史の闇に葬られた。
一般的には「恩人を見捨てた非情な王」と嫌われ、歴史家は「建国以来、戦乱の絶えなかった王国にはじめて平和と秩序をもたらした名君」と評価しているが、500年後にめざめた王は数奇な人生について語り始めた。
「あの子は聖女ではないよ。私はジャンヌを聖女とは認めない。絶対に」
歴史に残された記述と、筆者が受け継いだ記憶をもとに脚色したフィクションです。
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